作品歴 -0期-
0 期
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タイトルと章題以外のテクストが消し去られた小説. 身動きがとれず視力も失っていた多発性硬化症の回復期に病室でノートに書き飛ばした小説が原型.
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鞄に収められて1点とされた過去作品(のちに解体)
1992-1998年まで, 小説の制作状況を記録していた.
1999年の Green Valise は 2005年末に解体され, 数作を処分し, 作品集 Official materials に収録しなおした(Official materials はただの作品集だが, Green Valise は全体で1つの作品という構想上にある).
作品集 Official materials には, 00年代制作の数点を除き94点の小説があり, 90年代の制作にはこれらの他に, 同人誌収録作品, 上記「Dis Pornography」 , 「The inner privates of mental-core」収録作品などがある.
解体された「Green Valise」から救出された小説が軸の作品集「The inner privates of mental-core」
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◆ 0 期の公開作品
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・『 OR Gate』(1996/1997/1999.1)掲載 *他, 詩など
1995 「スライムとの性交」
1996 「グランド・スラム!」
1997 「メガプレイン」
・『 I 鏡』掲載
1997 「恥辱の発声練習」
・完全未掲載
1998 「MELLOW ORANGE」
・『河南文學』8号/9号(1998/1999)掲載
1997 「ここに書かれたことは普通のこと。」 破滅派 (web)
1997 「終わりの見えない末路」
1999 「MAN(EYES)」
クライブ・バーカーlikeなホラー小説で始まり, ジョン・バースlikeなポストモダン, やがてサミュエル・ベケットを私的文学史の特異点に定めてフィリップ・ソレルスlikeでロマン・ポランスキーlikeでトマス・ピンチョンlikeなヌーヴォーヌーヴォーロマン経由のエンタメとメタ官能小説, そう振り返ると, 初期4作も良い並びをしている.
1999 「vinyl sexual」 簡易コミック版
これと, 1996年「「スペースカウボーイ」の執想」と, 1998年「MELLOW ORANGE」の3作は応募し落選している. 90年代 0 期の終わり.
後の改訂一覧
2010「הִגִּיעַ הגיע」(uncensored) ※「教会」'1992 が原型
2010「アレッシオ・レオーニ」 ※「#6」'1997 が原型
2012「ポルターガイスト」 ※「フォビア・フィリア」'1999 (126) が原型