作品歴 I 期
0 期 →
0̸
・
・
・
・
I 期
・
・
・
・
I 期は, 2000年から始まり, 2009年に手をつける「Garbled」直前までに当たる. 文字化けも含めてランダムな文字列をカンバスとし, そこに物語を組み込む実験が主に続いた. ゴミのようなテキスト, 打ち流した文章を中心に, ネットの掲示板で拾ったダストでしかない文, 誤字脱字など, 作中におさめて尚スタイリッシュに実存させること.
・
・
・
・
◆ I 期の作品群
・
・
・
・
2000「MIXED SEPT.」
2000「SEPT.」 ※2010年に展示
2000「クイックシルバー」 ※ポストカード化
2000 「noise minus 100」
2000 「共同作業「雑音-100(雑音マイナス100)」，「-ize」」
2001 「53の13:[T単語および]2 12(331):」
2001 「モノクロエンジェル」by WE
2001「Stories Fake」
2001「遺体、その下に、愛」 ※「破滅派」に寄稿
2001「INDUSTRIAL-IDENTIFY」
2001「DUST」 ※「DARRA GAPPA VOL.5」に収録 参照原型
2004「by A.Akihiro's side...」
2005「ゴムに犬が噛みつく程度の官能」
2005「著者たち」
2005「空虚」
2005「原理的不可能」 ※「the end」「I surrender」の2章構成
2006「境界線上の彼方」
2006「男性独身者のオナニー」
2006「本書」（NNNN叢書 1）
2006「i.b.d.s.h.w.NEWS LETTER」
2006-2009「Hell If I Know ～退屈男子の白く冷ややかな吐液に捧ぐ。」
2009「擬態小説318005（名称未設定＠ch）」 ※下記5作を吸収
「Yah! Japan」 2006
「Sampling-2 CHA NOISE」 2001
「サンプリング－２チャＮＯＩＳＥ」 2001
「サンプリング－２チャＮＯＩＳＥ−ｖｅｒ．２．１」 2001
「[ii(イィ)]」 2006 ※「snow bird」'2001が原型
2009「By the way,...」（NNNN叢書ex1） ※下記6連作
「diglossia」
「vision」
「kR」
「conversation」
「monologue」
「creativitaion」 ※「REMIXED SEPT.」'2000が原型
ランダムな文字列系以外に, 作った短編の文節や単語を組み変えて別の小説を作る, 機械翻訳をかけ言葉使いの癖をなくすなど, 0期を壊していく実験が続き, 一度作った小説を別の小説に吸収させる編集が顕著になる.
後の改訂一覧
2012「PP（Phobophilia/Phygephilia) 」 ※「H.I.I.K」の部分改訂
2012「disappearance」 ※「H.I.I.K」の部分改訂
2013「彼方まで」 ※2005年制作の改訂
・
・
・
・
I 期の物語的特徴は, ダストを巡って対立する, アリス（NNNN）とｉｉ（イィ）の輪郭が浮かび上がっていく点があげられる. これは, 作中人物西村清文によるという設定が組み込まれて4年間作られ続けた長編「Hell If I Know ～退屈男子の白く冷ややかな吐液に捧ぐ。」（通称 H.I.I.K）を通り過ぎて超高層建造物の物語が, 0期「vinyl sexual」で描かれた江口由希たちと接続する形で II 期の2つの長編「Garbled」「Deistic Paper」を準備する.